ネット犯罪の被害総額は小国の国家予算規模!

いつも新聞の地方欄で地元のニュースをチェックするのだが、かなり頻繁に「母さん助けて詐欺」被害の記事が載っている。全ての被害にほぼ共通しているのは、何百万円もの大金を渡した後で息子本人に連絡しているということだ。電話での会話だけで「息子」だと信じ込ませ、大金を引き出しに金融機関に走らせる犯人は、かなりな「役者」。「大変なことになった!」と聞いた時点で頭が真っ白になるのは、わからなくもないが・・・。自宅の電話に出る時に名字を名乗らなくなって久しいが、「はい」と電話に出た瞬間にプツンと切られることがよくある。これってもしかして犯人から??

「母さん助けて詐欺」の被害金額も相当なものになっているようだが、インターネット犯罪の被害は、小国の国家予算規模にまで拡大していた。「2012年ノートン ネット犯罪レポート」によると、世界で1,100 億ドル(現在約94円で10兆3400億円)!債務危機に陥っているギリシャの歳入9兆2395億円を軽く突破。日本では920 万人以上が被害に遭っていて、直接的な被害総額だけでも 348 億円!超人気の熊本県のゆるキャラ「くまモン」関連グッズの2012年売上げ293億円をぶっちぎりで抜いている。

さらに世界中で毎日150万人以上、1秒間に18人の成人がインターネット犯罪の被害者に!これはインターネットを利用する成人の約半数の46%にあたるという。

ではどのような対策をとっていたのか。不審なメールアドレスを削除する、インターネット上での個人情報の取り扱いに注意するという基本的なことはほぼOK。しかし40%が「頻繁にパスワードを変更しない」、ネットバンキングなどで重要な個人情報を入力する時に1/3以上が「ブラウザの鍵マークを確認しない」という。これは困った習慣だ。そして自分のPCがウイルス感染していないと断言できるのはなんと55%しかいない。さらに今のマルウェアは動作が目立たないので、成人の40%はPCがウイルス感染しているかどうか判断できない!ウイルス感染を自分で判断できない、感染していないと断言できないなら、しっかりとセキュリティソフトを入れて安心しよう!

【出典】
2012年ノートン ネット犯罪レポート
http://www.symantec.com/ja/jp/about/news/release/article.jsp?prid=20120919_01
世界ランキング統計局「世界各国の国家予算規模ランキング」(2012年)
http://10rank.blog.fc2.com/blog-entry-170.html
くまモン関連グッズ売上高 各社ニュースサイト