どうなる、!?遠隔操作ウイルス事件

あの遠隔操作ウイルスによるなりすましメール事件、容疑者が逮捕されたけれど否認しているし、まだまだ全面解決には遠いのかな。誤認逮捕された人の家族の「否認しているなら誤認逮捕になったら大変。ちゃんと調べて欲しい」という主旨のコメントもかなり重い。勤務先のPCへの匿名化ソフトTorのインストールと遠隔操作に使用された掲示板へのアクセス記録、「ミスしました」メールに添付されていた写真の人形の所持、USBメモリを埋めたとクイズを出した雲取山への登山、カード型メモリを取り付けられた首輪をした猫に近づく防犯カメラ映像、そのカード型メモリに入っていたマルウェアのソースコードなどなど、真犯人の行動や痕跡との数多くの符合が逮捕の決め手となったのだろう。さらに以前同様の脅迫メール事件で実刑判決を受けていたことも大きかったのか。サイバー犯罪は、どんどん高度化・巧妙化しているし、仕掛ける方は全力で、自己顕示欲や金銭搾取などの目的を満たそうとしてくるのだから、警察の捜査もそれらに対応できるようにがんばってもらわねば。

でもこの容疑者が逮捕されたことで、勤務先や度々訪れていたという秋葉原のネットカフェは大打撃だ。容疑者が使っていたと思われる複数のPCを押収されてしまったんだから。特に勤務先はIT関連会社というから、かなり業務に支障が出たのでは?なんだかこういう二次被害って、あまり話題にならないけど、実はかなりイタイ。突然自分の使っているPCを強制的に持っていかれてしまうんですよ!!会社のサーバーやクラウドにデータファイルやメールアドレスをアップしていなかったら、もうどうにもならない・・・。バックアップの大切さまで考えさせられる事件だった。

そこで遠隔操作ウイルスはどんな状況になっているのかが気になった。シマンテックによると、2011年に世界で見つかったマルウェアの亜種は約4億300万種類。2012年のインターネットセキュリティの総括では、ほとんどのマルウェアに遠隔操作機能が搭載されていると発表している。PCは気のむくままに使っていると、いつ何がどう感染するか分からないのが現状だということだ。まずは、しっかりとしたセキュリティソフトを入れて、そして怪しいサイトにアクセスしたり、興味を引くけれど危なそうな広告などをクリックしないようにするしか、自衛手段はない。

【出典】
シマンテック インサイト
http://www.symantec.com/ja/jp/theme.jsp?themeid=insight
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