誘い方も感染後も厄介な偽セキュリティソフト

時間が空いた時の暇つぶしには、動画投稿サイトが最適だ。テレビでも番組改編期に「衝撃映像スペシャル」とか「おもしろ映像100連発」とかの特番をよく放映しているが、「あ、これ見たことある」というものが結構多くて、おもわずネタバレしたくなってしまう。最近ではニュース番組にも2~3本を紹介するコーナーが登場しているが、話題の動画は限られているのか他番組とのネタカブリも多いような?

その動画投稿サイトなどでよく出現するという、とってもジャマなものについての相談がいろいろなウェブサイトに書き込まれている。「お使いのパソコンの性能が低下しています!」「お使いのPCがクラッシュ寸前です!」「スパイウェアが検出されました!」などと煽って、「エラーを修正」「無料修理」「いますぐ直す」からクリックしろと迫ってくる。そのうえ真っ赤な広告が激しくチカチカされたら、うっとうしいことこの上ない。さらには「Microsoft CERTIFIDE Partner」(マイクロソフト公認パートナー)という大ウソを堂々と表示して騙そうとするものもあるというからタチが悪い。だからこのうっとうしい広告を絶対にクリックしてはダメ。役に立たない偽セキュリティソフトだから!

偽セキュリティソフトは、IPA(情報処理推進機構)によると2013年2月以降にまた活発化しているそうだ。被害相談が多いのは「Disk Antivirus Professional」や「AVASoft Professional Antivirus」で、感染経路は改ざんされたウェブサイトを閲覧した時に悪意あるウェブサイトに誘導されて、ウイルスをドライブ・バイ・ダウンロードというケースが多いらしい。感染すると突然偽セキュリティソフトが立ち上がって、ウイルスチェックのような表示を開始。そして「たくさんのウイルスを検出した!」から「このソフトを購入しろ!」と脅してくる。この偽セキュリティソフトの感染がやっかいなのは、Windowsスタートメニューの[コントロールパネル]や[アクセサリ]などを表示させないようにする、ブラウザのお気に入り登録・デスクトップのアイコン・いろいろなファイルやフォルダなどを「隠しファイル」にして消えたように見せかける、などでPCが相当のダメージを受けていると思わせることだという。対策としてあげられている「OSと各種プログラムを常に最新状態に」はいつもどおりだが、次の「ウイルス対策ソフトを導入し、ウイルス定義ファイルを最新に」が「ウイルス対策ソフトを“意識しながら”使用する」という表現になっていた。自分のPCを守るには、「自分のセキュリティソフトの動作をしっかりと把握する」という意識改革が必要な時代になったのだ。

【出典】
IPA(独立行政法人情報処理推進機構)
https://www.ipa.go.jp/security/txt/2013/04outline.html