「偽セキュリティ対策ソフト」感染は、とてもやっかい!

この数ヶ月は、大騒ぎになった「なりすましメール」を教訓に、大慌てでPCのセキュリティ対策を行なった人も多かったと思う。しかし、ここにも落とし穴があることを知っておいた方がいい。それは2012年から増えてきたという「偽セキュリティ対策ソフト型」ウイルスだ。IPA(情報処理推進機構)によると、このタイプのウイルスは2008年頃から出現していて、その頃はメールでばらまかれていた。しかし最近は、ウエブサイトを閲覧した時にウイルスをダウンロードさせられてしまう感染経路が主流になっているそうだ。そして騙し方もますます巧妙になってきているという。

では感染するとどうなるのか。インストールした覚えのないセキュリティソフトが勝手に起動して、PCの内部をスキャン。(この段階では「えった、調べてくれてるんだ!」と思う人が大勢いるだろうね) その後には「感染の警告」が表示されて、駆除ツールなどの製品購入を促すウインドウがポップアップ!この製品名も正規のセキュリティ対策ソフトやPCの診断ツールだと勘違いさせるようにしてあるというから、騙しの手口も徹底している。ここで焦って購入ボタンを押すと、偽のセキュリティソフトを売りつけられたり、名前や住所などの個人情報やクレジットカード番号が知られてしまうという被害に遭うことになるのだ。偽ソフトの代金をだまし取られた上に、個人情報やクレジットカード番号が悪用される場合もあるから、絶対に購入ボタンを押すのはやめよう。

さらにこのタイプのウイルスは、「感染の警告」を信じ込ませるために、PCの内部でいろいろな悪さをするいう場合もあるというから、後の復旧がやっかいだ。

●ファイルを隠したり、メニューの表示設定を変えたりする。
●インターネット接続ができないようにする。
●インストールしてあった正規のセキュリティ対策ソフトを停止させる。

全世界でどんどん増え続けているインターネット人口。総務省の統計によると2013年は前年より2億人多い27億4,000万人。WHOによると世界の総人口は約69億人だから、約40%の人が利用していることになる。これじゃトラフィックも混みあうはずだが、リアルタイムトラフィックモニターを提供しているGo Squaredが面白いデータを公表していた。2013年8月16日、日付の変わる直前にアメリカのGoogleのサービスが数分間停止したところ、世界中のページビュー数が約40%も減ったというのだ。復旧直後にはその反動で限界を超えそうなほど急上昇。Googleユーザー、やっぱり多い。

万が一感染してしまったら、「偽セキュリティ対策ソフト型」ウイルスに対応したレスキューツールを使って駆除するのが賢明だが、場合によっては「初期化」せざるを得ないこともあるという。きちんとしたルートでで高機能な正規のセキュリティ対策ソフトを入手して、常に最新な状態にアップデートしておくという、正しいセキュリティ対策を実行しよう。

【出典】
出典:情報処理推進機構「今なお続く、偽の警告を出すウイルスの被害!」
http://www.ipa.go.jp/security/txt/2012/03outline.html