Wi-Fiの自動接続設定はやめよう

先日駅で電車を待っていたら、10代後半とおぼしき少年がスマホで通話しているのが聞こえてきた。「どうする?え、渋谷?いいよ。じゃあね」 すると横にいた母親らしき女性が「渋谷行くの?何時に待ち合わせ?」「え、イベントだし、適当に行くよ」「待ち合わせなら、何時にどこでって決めるんじゃないの?」「だって、渋谷についたらこれで連絡するし、問題ないっしょ」 携帯電話が普及してから若い世代の「待ち合わせ」の仕方が変わったと言われてきたが、実際に遭遇したのは初めて。会うエリアだけを決めて、そこに着いたらスマホで連絡をとりあうという、ゆる~い縛りの待ち合わせ。社会人になったら、ちょっと困りそうだ。

総務省によると、スマホを含む携帯電話は2011年度末に普及率100.1%になり、日本の総人口を超えている。スマホ人気が後押ししたようだが、ガラケーからスマホに乗り換えるのをためらう人も多いという。二つ折りをパカッと開けて、画面を見ながらすべてキーパッドで操作というのに慣れている人にとっては、画面のアイコンを指で操作するスマホの使いかたは違いすぎて「???」なのだろう。そんな人たちをターゲットに、パッと見が「ガラケー」のメニュー画面のようなシンプルな表示のスマホも登場してきている。これでスマホへの抵抗感を和らげようという戦略らしい。今までも携帯電話は、第二世代だ、第三世代だと通信方式がどんどん進化して、今は第四世代の4G。古い通信方式は次々と廃止され、携帯電話の買替えを余儀なくされたこともあった。現状はスマホもガラケーと同じ3Gとか4Gの回線を使っているので、ガラケーのサービス廃止にはならないだろう。しかしWi-Fiなどの新たな無線LANがもっと進化したら?スマホしか売っていない世界になる?いや、もっと別の画期的なモバイル端末が登場していたりして。

Wi-Fiは高速でサクサク気持ちよく動くから、外出先でWi-Fiスポットを利用する人も多い。だから接続の際にはきちんと安全なスポットかどうか確認することをお勧めする。またWi-Fiを自動接続の設定にしておくこともやめたい。悪意のあるWi-Fiスポットに接続してしまうと、スマホに侵入されて個人情報や大切なデータを盗まれたり、ウイルスを送り込まれる危険があるからだ。スマホを快適に使って楽しみたいなら、セキュリティソフトをいれるのはもちろん、どこにどんな危険が潜んでいるのか知っておくことも大切だ。

【出典】
総務省「電気通信サービスの加入契約数等の状況」(平成24年3月末)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban03_02000122.html