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高い占有率のAndroidが呼び込む「悪意アプリ」

TVを観ていて、すごく気になったことがある。それはiPhone 5cのTVCMだ。艶やかで色あざやかな流体が徐々にiPhone 5cをカタチづくっていく。カラーバリエーションと今までにないプラスチックボディをアピールした、いかにもAppleらしいTVCMだ。しかし、最後のAppleロゴの前に一瞬映し出されるSoftBank、au、docomoのロゴを見ないと、どこの通信キャリアだかわからない・・・。

本来のTVCMは他社との差別化を図るために企業やクリエイターが練りにねって創りあげるものだと思うが、全面対決の競合同士でまったく同じとは、かなり異質な状態ではないか? 気になって3社のウエブサイトでiPhone 5c、iPhone 5sの製品紹介をのぞいてみたが、こちらもApple支給でまったく同じだった。こうなると料金設定やサービスで差別化するしかないので、三つ巴の販売競争はさぞ厳しかろう。ちなみにAppleによると全世界のiPhone 5c、iPhone 5sの販売台数は発売3日間で900万台を超えたという。iPhone 5の3日間で500万台という記録を2機種同時とはいえ軽々と突破したわけだ。しかしアメリカのIDGによると、2013年4~6月に世界中で販売されたAndroidは1億8,700万台、市場占有率は79.3%に達したという。果たして市場占有率13.2%だったiPhoneの勢いは復活するのか!?

そんなに高い占有率だからこそ、悪意ある攻撃は続く。ノートンによると、2013年6月に発見した偽ウイルス対策アプリ「Android Defender」は、代金を支払うまでウソのウイルス検出結果やセキュリティリスクが表示し続けるだけでなく、他のアプリの起動を妨害してアンインストールできなくする、OSの設定を変更するという悪質さ。さらに工場出荷時の設定に戻すデータリセットもできなくなり、泣く泣くハードウェアリセットという被害も出ているようだ。今後、偽ウイルス対策アプリがAndroidに深刻な被害を与えるようになるのは時間の問題だという。この被害を防ぐ第一の手段は、スマホに入れ込まれないようにガードを固めること。信頼できるセキュリティアプリを信頼できるサイトからダウンロードして、しっかりとインストールしよう。

【出典】
Apple プレスリリース(英語) http://www.apple.com/pr/library/2013/09/23First-Weekend-iPhone-Sales-Top-Nine-Million-Sets-New-Record.html
IDG プレスリリース(英語)
http://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prUS24257413
ノートン セキュリティレスポンス ブログ
http://www.symantec.com/connect/ja/blogs/android-16