ついにスマホがスパイ映画の世界に突入!?

数日前、大勢の米軍兵士のいる電車に乗り合わせた。さすがに皆さんガタイがよくて、車両内の混雑度は5割増という感じ。その皆さんが何をしているかというと、やっぱりスマホ。画面が見えた限りでは、戦闘ゲームが多かった。リアルな戦闘を仕事にしている人たちでも、ゲームは別ものなんだなと思った次第。しかし迷彩服着用で戦闘ゲームという風景は、妙にリアリティありすぎだった。

そういえば・・と、「最強セキュリティのスマホ」の話題を思い出した。それは世界最大の航空宇宙機器メーカーで、日本でもジャンボジェットでお馴染みのボーイング社がアメリカ連邦通信委員会に申請した「Boeing Black」。国家防衛と安全保障用に特化した高度なセキュリティ機能を装備しているそうだ。さらに生体認証スキャナー、衛星トランシーバー、ソーラー充電器とも接続できるという高機能ぶり。しかもそれは序の口で、なんと端末本体を無理に開けようとすると、保存されているデータやアプリケーションを自動的に消去して、操作できなくなるのだという。まるで大ヒット映画「Mission Impossible」に出てきそうな「自動消滅スマホ」!しかしここまでしないと情報漏えいリスクが回避できないという状況はそら恐ろしい。OSはサイバー犯罪者がメインターゲットにしているAndroidだが、悪意につけ込まれないよう綿密にカスタマイズされているはず。さらに組立てもアメリカ国内という念の入れように、アメリカ政府の情報セキュリティはすべてアメリカでまかなえるのだという自信も垣間見えるようだ。販売先はアメリカの政府機関限定だというが、あちらこちらで不正アプリによる情報の盗み取りが頻発しているこのご時世、日本でも「こんな確かなセキュリティのスマホが欲しい!!」という声があがっても不思議ではない。

ここまでの超高度セキュリティスマホが日本に登場する日がいつかはわからない。しかし日本のスマホに対する「今できるセキュリティ」は進化している。その一つが、被害が増え続けている「不正送金対策」だ。日本経済新聞によると、シマンテックが開発したソフトウェアで、PCでのネットバンキングの際に、スマホ経由でログインや送金の承認を行なうというもの。取引履歴や位置情報などから自動的に「正しい承認かどうか」判断するので、疑わしい場合は中止できるそうだ。当面は企業向けのようだが、ネットバンキングを活用している人にはぜひ欲しい「アプリ」かもしれない。その登場を待つ前に、「スマホにもセキュリティソフト」をお忘れなく。

【出典】
Boeing Black Smartphone
http://www.boeing.com/boeing/defense-space/ic/black/index.page
国内ニュースサイト各社 日本経済新聞 記事
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO67034630Y4A210C1TJ2000/