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PCのウェブカメラ、目隠しが必須の時代に!?

賛否が大きく分かれたまま「特定秘密保護法」が成立した。国の持つ機密情報の漏洩者・取得者に対する罰則を強化する法律だ。大きな議論になっているのは、「特定秘密が国や政府に恣意的に指定されて、国民の知る権利が侵害されるのではないか」という点だろう。思い起こせば2010年、海上保安庁巡視船への中国漁船の体当たりという衝撃的な映像がYouTubeにアップされ騒然となった。海上保安官による流出映像だったが、日本弁護士連合会の見解では「国家機密の流出」とはいえないという。しかしこのところ頻繁な中国船による領海侵犯という報道を目にすると「もしや、あの時のような事件が起こっていないか?」と想像を逞しくしてしまうのは自分だけだろうか。

国が守らなければならないのが機密情報なら、個人が守らなければならないのは「個人情報」や「データ」だが、さらに背筋の寒くなる話がある。それはノートンが注意喚起している「クリープウェア」だ。Creepは忍び寄るという意味で、個人のPCなどに知らぬ間にインストールされる。するとどうなるか。PCが外部からリモート制御され、完全に乗っ取られるのだ。「クリープウェア」で攻撃してくるサイバー犯罪者は、PCのデータファイルを盗んで脅迫する悪辣な者から、いたずら気分の者までいろいろだという。その両者に共通なのがウェブカメラでの「盗撮」だ。PCの持ち主は乗っ取られていると知らないので、何も気にせずウェブカメラの前で日常生活をさらけ出してしまう。それを誰かにじっと見られているとは、なんと恐ろしい!そういえば何年か前に知り合いのノートPCのウェブカメラに黒いテープが貼付けてあり、「なんで?」と聞いたら「いらないから」と言われて「???」だったことを思い出した。覗かれるって知ってたのか!?

「クリープウェア」で盗撮した動画や盗んだデータファイルをネタに「インターネット上に公開するぞ」と脅迫する事件も多発しているそうだ。ノートンが懸念しているのは、「他人のプライバシーへの立ち入りは悪事ではない」と見なす攻撃者たちのモラルの欠如傾向、そして「いたずら気分」で使おうとする者たちの多さだ。そういうサイバー犯罪者からの自衛方法は、OSとアプリケーションの最新へのアップデート、どんなに魅力的でもメールや添付アァイル、リンクを不用意に開かない、信頼できる高機能のセキュリティソフトを最新の状態に保つという基本的な対策、それに加えて使わない時は本体のウェブカメラをテープなどでふさぐ、だそうだ。すぐに実行しよう!

【出典】
特定秘密情報保護法 各社ニュースサイト
日本弁護士連合会
http://www.nichibenren.or.jp/activity/human/secret/about.html
クリープウェア ノートンセキュリティレスポンスプログ
http://www.symantec.com/connect/ja/blogs-323