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「Verify Apps」マルウェア検出率に問題あり!?

いまちょっと話題になっているのが「スマホ指」と「ストレートネック」。「スマホ指」は小指の第二関節あたりでスマホのおしりを支えていると、そこが凹んで変型してしまうというもの。海外ではスマホなどで同じ動作を繰り返すことで生じる痛みやしびれ、特に小指の変型を「テキスト・サム損傷」と呼ぶようだ。「ストレートネック」はスマホなどの画面を覗き込む「うつむき姿勢」を長時間続けていると、頭の重さに耐えきれずに、通常はきれいなカーブを描いている首の骨がまっすぐになってしまうというもの。頭痛や肩こり、首の痛みなどが現れるという。自己診断としては、上を向きにくくなったら可能性ありだそうだ。この他にもドライアイなどを含めて「スマホ症候群」という新しい病気のカテゴリーができている模様。みなさん、注意しましょう!

というところで、スマホ関連で気になった記事があったのでご紹介しておく。2012年12月にアメリカのノースカロライナ州立大学コンピュータサイエンス学部の研究チームが、「Android 4.2」に導入された不正アプリ検証機能「Verify Apps」がどのくらいマルウェアを検出できるのかを最新機種のタブレット端末を使って調査したそうだ。結果はなんと、たったの15.32%。セキュリティ業界で一般的に知られている1260件のマルウェアのうち、わずか193件しか検出できなかったという。「Verify Apps」はアプリをインストールする前に不審な動作がないかどうかをチェックして、検出したらインストールを阻止するというものだが、かなり残念な結果だ。

さらに無作為に選び出した49件のマルウェアの検出率比較テストも実施。主要10社のセキュリティソフトベンダーの製品(社名・製品名は非公開)は51.02?100%だったのに対して、「Verify Apps」は20.14%と、やはりかなり低い数字。「Verify Apps」の実力不足ははっきりしたが、主要セキュリティソフトベンダーの製品で51.02という安心できない数値を出したものがあるのには、はっきりいって驚いた。もうスマホにセキュリティソフトは必須だが、きちんと製品の性能を見極めてインストールすることが大切だと改めて実感した。

【出典】
ノースカロライナ州立大学 発表記事
http://www.cs.ncsu.edu/faculty/jiang/appverify/