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ちょっと低過ぎ、スマホのセキュリティ意識

電車がとある駅に到着すると、試合帰りであろうスポーツクラブ員の一団が乗り込んできた。見かけからすると小学校高学年くらい。電車内は一気に賑やかになってしまったが、すぐに仲の良いグループで固まって、ひとところに落ち着いてくれた。そこ何をし始めたか。ちょっと前ならポータブルのゲーム機で遊ぶのが普通の光景だったのに、20人くらいのほぼ全員が「スマホ」を手にしていたのだ。増えてきているとは思っていたが、この光景にはちょっとびっくりだ。東京都の2013年1~2月の調査によると、携帯電話を持っている小学生は51.1%、このうちスマホは19.1%。前年が10.4%だからほぼ倍の伸びだ。しかし目の前の光景とは合致しない。東京都の調査は公立小学校が対象だったから、私立小学校を含めるともっと多いのではないか。では彼らは、そのスマホで何をしたのか。ひとりでゲームを始める子もいたが、多くの子は何やらサイトを開いて、みんなと見せ合っている。そのうちに聞こえてきたのが「あ、そのアプリ、オレも持ってる!」「これよりいいのあるよ。教えて欲しい?」という会話。そこを皮切りに、何のアプリがいいとか、こんなの見つけたとか、情報交換が始まってしまった。形状から察するに子供たちのスマホは「Android」。大丈夫か?ちゃんと正しい使い方しているのか?と心配になってしまった。

東京都によると携帯電話・スマホのフィルタリングは44.1%しか設定しておらず、11人に1人がチェーンメールやスパムメール、ブログへの悪口などのトラブルに巻き込まれているという。啓蒙のための「小学校3年生のみなさんへ」(3年生!!)というリーフレットには、「ワンクリック詐欺」「スマホのウイルスアプリ」に対する注意もしっかり載っていた。時代の変化を実感するが、「スマホにセキュリティソフトを入れる」に言及していないのが、とても残念だ。

ノートンのレポートによると、調査した日本人500人のスマホ所有率は44.1%、しかし38%が「パスワードの使用、ファイルのバックアップなどのごく基本的な予防対策」すら行なっていないという。そして「高度な機能のセキュリティソフトを使用していない」のは、なんと81%。さらに55%が「スマホ向けのセキュリティソフト」の存在すら知らなかったというのだ。大人も含めてこの結果では、子供たちのスマホに対するセキュリティ意識はとんでもなく低いだろう。では、声を大にして「みなさ?ん、スマホにはきっちりセキュリティを!!」