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11年ぶり4回目、ポール・マッカートニーさんのジャパンツアーは、かなり感動ものだったようだ。今回は初めての披露となるビートルズ時代の名曲の数々からソロでのヒット曲、そして最新アルバムの曲までなんと37曲、約3時間のステージ。71歳になっても、さすが世界的ロックスターというパワフルな公演だったようだ。しかし、今回の公演で話題になったことが、もう一つある。それは「スマホ・ガラケー・タブレットでのライブ中のフラッシュなし撮影解禁」。海外では撮影OKなライブも結構あるようだが、日本ではずっと禁止されてきた。東京ドームや日本武道館での、空港のテロ警戒警備のような物々しい「鞄チェック」はしっかり覚えている。モバイル端末だけに撮影を解禁して、twitterなどでの速報性のある話題の盛り上がりを狙ったようだが、実際その通りになったようだ。しかしこの撮影解禁、純粋にライブに集中したい人たちにとっては、イラッとする出来事に。その理由はライブ会場ではかなり明るく見える液晶画面とシャッター音。確かに名曲に浸っている最中に、光る液晶をチラチラ動かされて、あの無粋な「ギャシャーッ!」という電子音を発せられたら・・・もう台無しだ。まあ、これからどういう方向にライブ撮影解禁が進んでいくのかに注目しておこう。
スマホなどのシャッター音は「盗撮防止」を目的に、大きめに鳴る設定になっている。しかし最近はスマホの「無音カメラアプリ」「マナーカメラ」が定番化しているようだ。レストランでの料理、子どもの寝顔やペットなどを静かに撮影することを目的に開発されたようだが、多くのアプリには「悪用しないで」という断り書きがある。さらに気になったのが、ブラウザ画面を見ているようにしつつ、ワンタッチで無音撮影ができる機能。多くのものに搭載されているのだが、どういう時に使えというのだろうか?読売新聞によると2013年1?9月の千葉県でのスマホ盗撮は、全盗撮86件のうち34件。無音アプリの悪影響で昨年の2倍近くに増えたと見ているようだ。警視庁によると2012年の盗撮は4年前の2倍の2408件。このまま被害が増え続ければ、岩手県で検討されている画像という証拠がなくても、盗撮するような素振りを見せただけで迷惑防止条例違反という動きが全国的になりかねない。つまりエスカレーターでのスマホ使用が厳禁になる!? そしてアプリの利用者が増えれば、もちろんウイルスを仕込むなどの悪意も忍び寄る。快適なスマホ生活には、正しいアプリを正しく使うこと、さらに安心して使えるように信頼できる高機能のセキュリティソフトを入れることが大切だ。
【出典】
ポール・マッカートニー ジャパンツアー、2012年盗撮件数、
岩手県迷惑防止条例改正 ニュースサイト各社
YOMIURI ONLINE 2013.11.12記事