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増え続けるスマホ、忍び寄る脅威は続く

今月の請求金額通知が来るたびに、スマホは結構高いなぁと思ってしまう。モバイル通信各社はいろいろなサービス料金プランでしのぎを削っているが、お得なブランに条件が合致しない場合も多いだろう。例えば家族割引プランでは、スマホやケータイを持っている家族全員が同じモバイル通信事業者を利用することが前提。「お母さんはソフトバンクのiPhone持ってるから」「ボクはauの新モデルAndroidがいい」「お父さんはずっとdocomoのケータイだから」とバラバラではお得にはならない。そんな割引サービスがなかった頃に、各自よさそうなモバイル通信事業者を選んで好みのモデルを購入していた結果だから仕方ない。ここ数ヶ月で「メールアドレスが変わった」というメールが数通届いたが、みんな家族割引サービスを適用するために同じモバイル通信事業者にしたのだという。家族会議はすんなり決着がついたのか!?

それにしても、いまやスマホなどのモバイルデバイスは一人に一台どころではなくなっているから、家庭内通信費のやりくりも大変だ。では世界中で何台のスマホが利用されているのか。アメリカの調査会社IDCが2014年1~3月期の世界のスマホ出荷台数を発表したが、前年同期の28.6%増の2億8,150万台になったそうだ。シェアトップは変わらずにサムスンで30.2%、2位はAppleで15.5%だが、両社ともに数ポイントダウンしている。3位はファーウェイで4.9%、4位はレノボで4.6%、両社ともに微増している。5位はLGの4.4%だが、微減でレノボに抜かれてしまった。これから利用者が増えていく新興国で低価格帯スマホの人気が高いというから、断トツトップのサムスンもうかうかしていられないのだろう。

それにしても、2013年に合計10億台だったスマホ出荷台数は、2014年は19%増の12億台と予想されている。もうどこの国でもスマホだらけだが、そこには脅威も潜んでいる。ノートンの2014年版インターネットセキュリティレポートでは、2013年に作成された新しいモバイルマルウェアのうち、33%がスマホなどのユーザーを追跡し、20%が侵入したスマホなどからデーターを収集していたと報告。さらに2013年に出現したAndroidに対するリモートアクセスツールキット(RAT)は、ユーザーの同意もなしに、監視する、電話を掛ける、SMS メッセージを送受信する、GPS 座標を取得する、カメラとマイクを有効にして利用する(盗撮・盗聴)、保存ファイルにアクセスするという悪さが可能だと警告している。しかもユーザーはスマホを乗っ取られていることを知らないというから恐ろしい。世界中の人々がスマホの便利さの恩恵に浴するのはよいことだが、くれぐれも「スマホは小さなコンピュータ」だということを忘れずに、しっかりとセキュリティ対策をしていただきたいものだ。

【出典】
IDC 2014年1~3月期 世界のスマホ出荷台数
ニュースサイト各社
ノートン セキュリティレスボンスブログ
http://www.symantec.com/connect/ja/blogs/2014-0