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パスワードはプライバシー保護とセキュリティの第一歩

時々利用しているサイトやサービスから「定期的なバスワードの変更をお願いします」というメールが届く。今はサイバー攻撃によるIDやパスワードの盗み出しが横行しているから、安全性を高めるためにパスワードを変更した方がよいのは当然だ。つい先日も「LINE」でアカウントを乗っ取られての不正使用が多くなってきていて、「他のサービスと同じパスワード」のユーザーにパスワードを変更するように呼びかけていた。この不正利用でのアカウント情報の流失は確認できなかったというが、サイバー犯罪者はどこからどう狙ってくるのかわからないから腹が立つ。

しかし、そのパスワード自体の管理がなかなか大変・・・。いくつかのパスワードを設定して順番に使い回しているのだが、時にはどのパスワードだったかわからなくなって、トホホな状況になったこともある。だったらブラウザや利用サイトにIDとパスワードを記憶させておけば、いちいち入力しなくてもOKではないか。ところがそうしておくと、なぜかパスワードを変更した後に、「パスワードが違う」とか「パスワードを再入力しろ」などというメッセージが表示されてログインできないことが多々あるのだ。仕方がないので「バスワードの再送信」を依頼して待つことになるが、急いでいる時はメールが届くまでが果てしなく長い。しかしいつも思うのだが「定期的」って、どのくらいの間隔なのだろうか? 1ヶ月では頻繁過ぎて混乱しそうだから、3ヶ月とか半年が現実的なところかもしれない。

こんなふうに悩みの種となりがちなパスワードだが、ITソリューション企業のEMCジャパンが「プライバシー意識」の調査を行っていた。それによると、スマホなどの「モバイルデバイスをパスワードで保護していない」は64%、「バスワードを定期的に変更していない」は77%、「ソーシャルネットワークのプライバシー設定をカスタマイズしていない」は50%。いずれも調査対象となった15の国と地域の中で最下位という情けない結果だった。その反面、78%が「自分の個人情報や習慣を知られることを望まない」と回答している。スマホ自体のパスワード保護は、持ち歩くデバイスなだけに紛失や盗難の時の最低限の対策なのだが、世界平均の33%と比べて低すぎるようだ。調査報告では、「消費者はプライバシーの問題に対する意識を高め、自身のプライバシーを保護するために個人として行動を起こす必要性が浮き彫りになった」とまとめている。スマホそのものを守れるのも、スマホを快適に利用できる環境を守れるのも自分だけ。まずスマホ自体のセキュリティ対策から始めることが必要なようだ。

【出典】
LINE アカウント不正使用
ニュースサイト各社
EMCジャパン プライバシー意識調査
http://japan.emc.com/about/news/press/japan/2014/20140702-1.htm