違法アップロードファイル 2つの危険!

このところ「抗議行動する日本人」が目立つようになった。毎週金曜日の首相官邸前での「再稼動反対」デモは回を重ねるごとに参加者が増えて、ついに20万人(主催者発表)もの人々が集まった。七夕の日には国際的ハッカー集団アノニマスが「違法ダウンロードの刑事罰化反対」の抗議行動として、仮面をかぶって無言でゴミ拾いを行なっている。これらのデモや抗議行動に人を集めるのに重要な役割を果たしているのが、FacebookなどのSNSやブログだという。書き込まれたメッセージに賛同し、見知らぬ人々が緩やかな繋がりを持つ。以前はここで終わっていて、ネット上のメッセージのやりとりが活発になり、いろいろなサイトに拡散していったり、特定のサイトに書き込みが集中したりした。もういわゆる「炎上」がネットの中に留まっているだけではない時代になったのかもしれない。

アノニマスが抗議しているのは「違法にアップロードされた音楽・映像ファイルをダウンロードした個人に、2年以下の懲役または200万円以下の罰金が課せられる」という改正著作権法で10月に施行される予定だ。これは著作権の問題なので、PCでもスマホでも適用される。

さらに違法アップロードの音楽・映像ファイルには、ウイルス感染の危険がつきまとう。多くの人がダウンロードしたくなるようなものは、悪意のある攻撃者から見たら拡散するのに最適な素材だからだ。PCでは、何年も前からトロイの木馬型ウイルスの被害が起こっているが、最近もウエブサイトにアクセスするだけで送り込まれるウイルス入りMIDIファイルが出現している。ウイルスは日々悪意に満ちた進化を続けているから、スマホだから大丈夫とはいえない。こういうウイルスに対抗するには、ダウンロードしたファイルのウイルスチェックをしてくれるセキュリティソフトが一番だ。